Q.子どもが可愛くない
A. 子どもをどうやって可愛がったら良いのかわからないと言うママは、あなただけではありません。そして、子どもをどうやって褒めたらいいかわからないママもたくさんいます。不安にならなくて大丈夫です。
子どもがどんなことに注目しているか、共感できるようになると子どもを褒めることができるようになります。子どもが興味を持っていることに自然に共感できるようになるために、自分を知るワークをしましょう。
≪ワーク≫
自分に質問して答えよう。
「何の食べ物が好き?」
「何をしている時が楽しい?」
「どんな音楽が好き?」
「どこに旅行に行きたい?」
「何色の服が似合う?」
「得意なことは何?」
「今一番したいことは何?」
どんな質問でも良いのです。
自分がどんなことに興味を持っているか、どんなことが好きで、どんなことが嫌いなのか、認識することが目的です。
簡単に答えが出てくるものもあれば、答えが見つからないものもあると思います。
ですから、ここで「以外と自分のこと知らなかったな。」「自分の好きなもの、自分でわかっていなかった」って気づいてあげてほしいのです。
子どもに叱ってばかりのママは、自分の好きなことより、やるべきことを優先にするママです。
好きなこと、楽しみは後回し、という思考です。
ですから、子どもが好き勝手にやっているのが許せないのです。だから、怒ってばかりになるのです。
やりたくないこともやらなければならい。大人はそういうものですが、こればかりだと、自分の感情に鈍感になり、人生の楽しみ方を忘れます。
ですから、ここを明確にするために自問ワークをするといいのです。
ワークの目的は、自分の嫌いなものと、好きなものに気づいていくことです。
子育て中は、自分の質問に時間をかけている暇はない思うかもしれませんが、これだけで劇的に変わった親子がいます。
騙されたと思って実践した【魔法にかかったママの声】をご紹介したいと思います。
自分に問うワークによって、娘さんの良い所にフォーカスできる脳になったK.Rさんのお話です。
K.R さん(30歳代ママ)
『現在小2の女の子、0歳10カ月の男の子のママです。
娘が1歳1カ月で育休から職場への復帰をして、毎日時間に追われながら19時のお迎えギリギリまで働いていました。
振り返れば、娘にゆっくり向き合う時間はありませんでした。保育園閉園ギリギリまで仕事をしながら、2人目不妊の治療を4年10カ月続けていましたし、やっと息子を授かることができた頃、娘は保育園の卒園を迎えました。
“なんとかしなければ”と思った一番のきっかけは、私の育児休暇と娘の学校がコロナウィルスによって休校になったときです。一緒に過ごす時間が増え、やっとじっくり娘と過ごせると思いきや、毎日娘を叱って、ケンカばかりの日々でした。
こんなはずじゃなかった!このままじゃだめだ。娘がつぶれる!と思いました。
ついには娘から、「ママ、もう怒らないで!」と言われるようになったのです。
小2の娘がこんなことを言うのです。
私が変わらなければ!と本気で危機感を抱きました。
ちょうどその時に、本講座の立ち上げ人である時實順子さんに出逢い、活動の内容を知りました。
これを受講したら、怒ってばかりの私も変われるかも!と思い、マザーサポート講座を申し込みました。
1回目の講座を受けたその日から、驚きの変化がありました。娘を褒めることができたのです。
「褒めて伸ばす」ということは知っていました。でも、それができなくて、どうしても叱ってしまう私が、娘を褒めることができたのです。
すると、娘は「ママはここが素敵だよ。ほら、ママのこことここがすごいよね」と3倍返しで褒めてくれるのです。
涙がでるような思いでした。
あぁ、娘はずっと褒められたかったんだ!
とやっと心から理解しました。心の底から娘を可愛いと思えました。
今まで「できて当たり前」と思っていたことが、「できてすごいね」に変わり、お手伝いするのが当然と思っていたものが「手伝ってくれてありがとう」に変わったのです。
先日、久しぶりに会った両親は娘を見るなり、「顔が優しくなったね」と言いました。
自己質問の効果です!自分に問いかけるワークの積み重ねが、私自身を変え、子どももしっかり変わっていました!
それを両親がわかってくれた。とてもうれしい瞬間でした。
私の子育ては、子どもに指示だしの連続で、うまくできないと子どもを叱ってばかりいました。
今は、子どものやることを見守り、どんなことをやってくれるのか楽しむゆとりを持てるようになりました。
自分に問うワークによって、娘さんの良い所にフォーカスできるようになったK.Rさん。
劇的に親子関係がよくなりました。
どの育児書にも褒めて伸ばそう。ほめて自己肯定感を上げよう。ということは書かれています。
しかし、中には、褒めたくても、褒めるべき点が見つからず、叱ってばかりになってしまうママがいます。そんな時、まずは自問自答から始めましょう。
自分が何に興味を示し、何が嫌いか自己のことを知っていきましょう。そうすると、おのずと子どものやりたいことへの共感ができるようになります。
また、娘さんを褒めることで、ママの自己肯定感が上がっていきます。
娘さんを褒める言葉を、自分の脳も聞いています。すると脳は自分が褒められたと勘違いし自己肯定感を上げていくのです。
するといつのまにか、親子で褒め合う関係となります。
脳をだます。これ、とても簡単で安全で効果的なやり方です。
あなたも騙されたと思って、まずは、自己自答をしてみてください。
自己質問は、いつしか、子どもが、可愛いと思うことになる【魔法のアイテム】なのです。