Q.子どもが汚い言葉を使う

A.「子どもは模倣の存在」です。

身近な大人をよく見て模倣して育ちます。


幼児期は周りの環境から言葉も行動も全て吸収し、語彙数もどんどん増えていきます。

良いか悪いか、言葉の意味や内容も分からずに、ただ語彙として覚えていくので

そんな幼児期には、否定的な悪い言葉よりも、きれいな良い言葉のシャワーを浴びて欲しいですね。


「可愛いね」「えらいね」「すごいね」「楽しいね」

など肯定的な言葉が多いと、幼い脳はほめられる喜びで自ずと自己肯定感が育つように思います。


2、3歳頃から、子どもの会話が増えてくると、大人が「エッ?」と反応する言葉を口にします。

「ウンチ」「オチンチン」など下ネタは大好きです。大人が反応すればするほどしゃべります。


また、家庭では絶対に使っていない言葉なのに!

と親がビックリするような言葉を話す時もありますが、周りが反応する言葉ほど、子どもは面白がって使うことが多いのです。


それは、何気ない大人の会話や口グセから拾った言葉だったり、テレビで覚えた言葉だったり、保育園など集団の中で流行った言葉をチョイスしているだけです。


大人は過剰に反応したり、頭ごなしに叱ったりせず、むしろ、たくさん言葉を覚えたのねと

まずはその成長を喜んであげましょう。


但し、乱暴な言葉、人を傷付ける言葉の場合

「その言葉はママ悲しくなっちゃうよ」「こんなふうに言ったらママは嬉しいな」

と、それを他の言葉に言い換えて教えてあげると良いですね。


「そんなこと言っちゃダメ」「悪い子だね」「先生に叱られるよ」

と子どもを否定したり、脅したりする事はオススメできません。


子どもに悪意はないのですから、悪意は与えたくないですね、まず大人が冷静な判断を!